コンビニサラダとサラダチキンの落とし穴

例えば、ランチに野菜たっぷりのチキンサラダをドレッシングをかけて食べるとします。一見、ヘルシーな選択のように思えますが、実は鶏肉やドレッシングに多く含まれるオメガ6が問題です。健康に良いと思って選んだものが、結果的に体に良くない影響を与えることもあります。そもそも「サラダ」という言葉の語源は、塩を意味するラテン語の「サルタ（salta）」です。昔のサラダは、野菜に塩をかけて食べるシンプルなものでした。

現代の日本では、サラダにドレッシングをかけることが一般的です。特にコンビニサラダには必ずと言っていいほど、ドレッシングがセットになっていますね。これらのドレッシングの食品表示を見てみると、「植物油」と表記されていることが多いです。実は、これがオメガ6の主要な供給源です。サラダそのものはカロリーが低くてヘルシーですが、ドレッシングをかけることでオメガ6を過剰に摂取することになりかねません。

ヨーロッパでは、日本のようにドレッシングを多用することは少なく、塩やフレーバーソルトで味をつけることが一般的です。そして、ほんの少しのオリーブオイルやバルサミコ酢を加えてシンプルに仕上げます。日本人は、味がしっかりとついたサラダを好む傾向がありますが、ここに注意が必要です。ドレッシングを控えめにし、オリーブオイルを使うだけで、体にとって優しい選択ができます。

自分では健康に気をつけているつもりでも、実は見えない油、オメガ6を多く摂取していることがよくあります。最近の日本人は「体に良い」「健康的」と思って選んでいる食品に多くのオメガ6が含まれていることが多いです。オメガ6は体に炎症をもたらす可能性があるため、注意が必要です。今からでも遅くはありません。コンビニサラダをやめて、サラダを食べるなら塩やバルサミコ酢などで味付けするようにしましょう。ドレッシングをかけたコンビニサラダを「ヘルシーな食事」と思い込むのはやめましょう。

科学リテラシー（サイエンス）を身につけるには、自分の興味に合わせて学びを進めることが重要です。多くの文系出身者は、データ分析や科学知識など「理系的なもの」に対して苦手意識を持つことが少なくありません。これを克服するためには、学びの切り口を工夫することが大切です。自分の関心を引きつける方法を見つけることで、自然と科学的な知識に触れることができるでしょう。

コンビニで手軽に購入できるサラダチキン。糖質オフダイエットで推奨されることも多く、主食として取り入れている方も多いかもしれません。しかし、サラダチキンを過剰に摂取するのは避けるべきです。なぜなら、サラダチキンにはオメガ6脂肪酸が多く含まれているからです。主食をサラダチキンに置き換えることで一時的に体重は減るかもしれませんが、長期的にはオメガ6の過剰摂取につながり、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。まず、肌の調子が悪くなったり、全身に湿疹が出たりすることがあります。さらに、長期的には動脈硬化の原因にもなりかねません。このように、美しさを保つための食事が、実は健康を害する原因となってしまうのです。

糖質オフダイエットのガイドブックには、肝心の「脂質やタンパク質の摂り方」についてのアドバイスが不足していることが多いです。糖質オフダイエットをしている方ほど、摂取する油の質には注意が必要です。また、筋トレをしている方も鶏のささみ肉などに偏って食べていると、体に不調が現れることがあります。牛肉、豚肉、鶏肉の中でも、最もオメガ6が多いのは鶏肉です。この知識を脳裏に焼きつけてください。脂質やタンパク質を摂る際には、DHA・EPAなどが豊富なオメガ3を含む青魚を選ぶことをおすすめします。油の性質を理解し、バランスよく摂取することが重要です。サラダチキンをはじめとする鶏肉中心の食事はもうやめましょう。

サラダチキンは手軽さが魅力ですが、最近のコンビニではプロテインソーセージや魚肉ソーセージなども販売されています。同じタンパク質を摂取するなら、こうした選択肢に切り替えるだけでオメガ6の過剰摂取を避けることができます。また、最近では真空パックのカツオやサーモンもコンビニで手に入ります。これらを食べれば、しっかりとタンパク質を摂ることができ、サラダチキンにこだわる必要はありません。タンパク質を摂ることでお腹のもちも良くなり、次の食事までのつなぎとしてもおすすめです。

日常の食事で何気なく選んでいるコンビニサラダやサラダチキンも、オメガ6の過剰摂取につながることがあります。より健康的な美しさを保つためには、ドレッシングを控え、オリーブオイルやバルサミコ酢を使ったシンプルな味付けを心がけましょう。また、鶏肉中心の食事から青魚などのオメガ3を含む食品にシフトすることも重要です。小さな変化を積み重ねて、内側から輝く健康美を手に入れましょう。